中国東北師範大学表敬訪問
国際交流センター専門職員 宮内 春菜
2010年3月4日から7日まで、4日間の日程で東北師範大学を表敬訪問しました。
東北師範大学とは、4月7日に学術交流協定の調印を控えており、今回の訪問は調印へ向けての事前協議と学内施設の見学を目的としたものです。
東北師範大学のある中国東北部、約700万人の人口を抱える吉林省の省都長春は、清朝のラストエンペラーとして知られる愛新覚羅溥儀が皇帝を務めた満州国の首都でもあった所です。夕刻、長春空港に降り立つと、そこは日本の真冬以上の寒さ。長春は“長い春”とは名ばかりの、一年の半分は冬という北国です。早速、迎えに来て頂いた東北師範大学の担当者の車で、約30q 離れた市内へと向かいました。北国というと、華やかというよりは寂れたイメージが先行するかもしれませんが、車窓から眺める長春の街は、多くの学術施設が立ち並ぶ活気ある研究学園都市といった雰囲気でした。
翌3月5日、東北師範大学を表敬訪問し、両大学間の学術交流協定と今後の交流の方向性について、本学の松田学長、東北師範大学の張绍杰副学長をはじめとする関係者で意見交換しました。東北師範大学は本学同様、国際学術交流に力を入れており、現在約20カ国150もの大学と学術交流協定を結んでいます。今後は学生や教職員の交流は勿論、共同研究の実施やダブルディグリー制の採用も見据え、相互が主体的に交流を推進していくことを確認しました。
午後は、現在同大学に留学している3人の日本人学生から、大学生活や長春での生活についてお話を伺いました。日本とは異なる環境の中での学生生活は何かと気苦労も多いようですが、様々な国籍の留学生や中国人学生とも交流を深め、充実した毎日を送っているとのことでした。その後、留学生寮や食堂、約10q離れた新キャンパスにある図書館等を見学し、学内設備の充実さとそのスケールの大きさに圧倒され、大学を後にしました。
翌日は長春市内の観光です。午前中は満州国の宮殿である偽満皇宮博物館を見学して長春についての歴史的理解を深め、午後は新キャンパスに程近い浄月潭という湖を擁する森林公園を訪れました。雪がきれいに処理された市街地と異なり通行路には雪が積もっていたため、途中で車がスタックしてしまうというハプニングに見舞われましたが、見渡す限りの銀世界に長春の自然の雄大さを実感しました。
今回、自身にとり初めての中国訪問でしたが、世界中から注目を浴びている中国の発展ぶりの一端を垣間見たような気がします。今後、日本にとり中国の存在が益々重要性を増していく中、多くの学生の皆さんに学術交流を通じて中国と触れあい、学術面から相互理解を深め、良好な日中関係の構築に一翼を担っていただきたいと思います。
最後に、ご多忙にもかかわらず暖かく歓迎して下さった東北師範大学の皆様に心からお礼申し上げます。